レビュー
空想の 野菜の国に 迷い込む
PCゲーム界初期の、ハドソンによるコマンド入力式AVG。
『デゼニランド』と並び、ハドソン2大AVGと謳われた。
市場にはまだまだ海外製移植AVGが多く出回っていたころ、ハドソンが2つの本格的国産AVGを生み出した。そのひとつがこの『サラトマ』である。主人公のキュウリ戦士をはじめ、トマト姫、カボチャ大王、キャベツ奉行、ウメボシばあさん、はては機動メカ「ダイコーン」など、登場人物たちはみな野菜・果物(一部豆類とキノコ(^^;)であり、独特の味のあるグラフィックとともに、ほんわかファンタジーの世界を作り上げた。
初期のコマンド入力式AVGであるこの作品では、他の作品と同様に、難解な『言葉探し』が待ち受けている。それほど意地の悪いものではないが、柔軟な発想が必要。特に難しい個所についてヒントを挙げれば「形容詞入力」「同じコマンド7連続入力」がある。ゲームオーバーを恐れずになんでも入力してみることが大切。
アイテムや情報不足による「ハマリ」はたくさんあるので、行きづまったら最初から、またはセーブしたところからやり直してみよう。最初からやり直しても時間はそれほどかからない。
『サラトマ』と略して呼ばれるほど愛されたAVG。その古さもすべて併せて味わってみるのも悪くはない。
プレストーリー
以下ネタバレ注意
攻略「サラダの国の物語」
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